円高ファンダ要素
現状、大きくは4つ。
米朝首脳会談動向
トランプ政権による関税強化と貿易戦争懸念
米連銀の追加利上げペース加速問題
英露対立
米朝首脳会談問題は、当面は進捗を見定める動きになっている感じ。
ただ、この問題でティラーソン国務長官が電撃解任されて後任に対北朝鮮強行派のCIA長官がスライドしている事実があるため、本会談が現実化するまでに、再度対立再燃のリスクの可能性も残る。
そのため、朝鮮半島問題への楽観的なリスクオンは限定的。
関税問題
中国への関税強化と、中国の対抗措置が焦点
ダウが14日$248安と下落したが、理由はこれ。
年始からの株安は質への逃避で、米国長期債の買い戻しを助長。
米長期金利はやや低下傾向を見せ始めている感じか。
3月1日にトランプは関税導入を宣言、
8日に鉄鋼等の輸入制限措置を決定。
中国からの輸入に対して年間で最大600億ドルの関税適用を検討、との報道もあり。
WSも貿易赤字削減のための圧力あり、の報道があった模様。
いずれも、リスク回避の円高を助長する環境が整いつつある感じ。
やはり7-9月期には103円かなぁ。