欧州時間ドル円
予想通りと言って良いのかはあれですが、方向性としては間違ってないドル円の動きになっているかと思われます。
現在105.08-9付近。
狙い目として、今が売り時だと思います。
ファンダ要素として、米国が「輸入制限」に関する話題を持ち出したときから、中国との「貿易戦争」は避けられないと目されてきたが、予想を超える規模の戦いになる可能性が出てきています。
また、日本は適用除外国に認定されておらず、今後の影響も避けられないと思われます。
さらに言えば、先月末から相次いでいる米政権要人の辞任/解任ですが、本日「マクマスター大統領補佐官」にまで広がりました。
トランプ氏の周辺には、これでほぼイエスマンしか残っていないのではないでしょうか。
さらなるリスクオフの懸念が広がりそうです。
個人的には、日本企業の円転を迎える3月期末円買い需給も一巡からの、見据えていた3-4月にかけての小反発も、上記ファンダ要素から一気に潰された感があります。
恐らく、まだまだ円高リスクオフの動きは拡大していくものと考えられます。
さて、本日のドル円ですが、欧州時間はどう動くのか?
テクニカルに見た場合、短期も長期も目線は下げ目線継続で良いかと思われます。
1H足の遅行スパンは、105円を一旦回復したことから、若干の好転を見せてはいますが、実体レートから転落し、悪化は継続中と見ます。
当面は105円を背にした売り、LCポイントは105.2を1H足の終値でブレイクした場合のレートで良いかと思います。
個人的には、初めてのレート領域なので、いまいち値ごろ感がつかみにくいですが、チャート的には、久しぶりに推移する104円台。
明確な下値メドを上げることは難しいですが、テクニカル的に見ていくならば、先ほど書いたように、まずは目先ターゲット104.2、その後は103.65がターゲットになってくると思われます。
一方、本日は、2月の耐久財受注や同新築住宅販売件数などの米経済指標の発表が予定されています。
また、アトランタ連銀総裁やボストン連銀総裁などによる講演もあります。基本的にはドル安方向ですが、指標の大幅改善、要人によるタカ派コメントが多く流れた場合、ドル買いの戻りが入る可能性も否定はできませんので注意が必要です。