本日のドル円分析
それでは、毎度の1H足一目均衡からの本日のドル円分析です。
4日の貿易戦争懸念からの16時の急落がありましたが、106円を割れずに反騰。
そこから、さらなる上値試しの展開を見せ、一時107.49-5に達している状況。
一方で、6日朝からは、107円まで急落し、現在107.2で推移している状態。
今朝の急落の背景は、トランプが、「中国へさらに1000億ドル規模の新たな追加関税を検討する」と方針表明という報道、来週ペルーで開かれる米州首脳会議に出席して中南米諸国のパートナー国は中国ではなく米国であるべきだとの考えを示すと政権当局者がコメント、という報道が流れたことから、貿易戦争懸念が再燃、がある。
これまで、貿易戦争懸念は、中国との交渉と米要人も立て続けコメントしてきたことから、楽観ムードがでていたが、改めてそんなものではないことが再認識される結果になったのではないだろか。
現状107.2であり、107以上を維持しており、遅行スパンはまだ良好な状態にあるといえる。15時の段階でもし107円を割るようであれば、遅行スパンの悪化となるため、その場合は下値試しを優先する。その場合、最初のターゲットは106.6付近(120EMA)であり、そこをブレイクする場合は、106.495、106.2、105.85がターゲットになっていく形か。
逆に、15時の段階で、107円以上を維持または続伸が見込まれる場合は、雇用統計に向けての上値試しの展開を優先したい。
その場合、目先のターゲットとしては、時間足がずれるが、4H足から見た時の2月2日の高値110.48を起点とした、フィボ50%戻しの107.561、61.8%戻しの108.25がターゲットか。